

収入が増えると意味のない支出も増える話


パーキンソンの法則
パーキンソンの法則というものがあります。支出の額は収入の額に達するまで膨張するという内容のものです。
収入が増えて、その分支出が増えた経験はありませんか?
例えば、学生から会社員になって給料がもらえるようになった時などに収入が増えると思いますが、前と同じような生活費に抑えられているかがポイントです。
会社員になったからゴルフを始めるというのはその典型です。ゴルフはお金のかかる趣味です。道具を買うのに5〜10万円程度、1回ラウンドするのに1万円くらい、練習にもお金がかかります。こんなにお金のかかる趣味は学生の時なら絶対にしませんよね。
会社員だから仕方なくゴルフをしている人もいると思います。行きたくないゴルフは断りましょう。行きたくないゴルフの断り方については、『【まだ間に合う】行きたくないゴルフの断り方【会社編】』で詳しく紹介していますので合わせて読んでみてくださいね!
会社の飲み会についても同様です。行きたくない飲み会は断りましょう。『【会社、友達対応】飲み会のうまい断り方は?【決定版】』で詳しく紹介していますので、合わせて読んでみてくださいね!
芸能人も売れると高いマンションに住みますよね。このことからも、多くの人が収入額が増えると支出が増えがちということがわかると思います。
収入が増えても支出が増えたら結局同じ


将来の自分に残せるお金は、「収入−支出」で決まります。ですので、収入が増えても、同じだけ支出が増えていたら貯金はできません。貯金が増えないといつまでも貧しいままです。いつまでも働かないといけません。
じゃあどうするか?


そもそもそれで暮らせていた


収入が増えると、「無駄な支出」すなわち「なくても生きていけるもの」が支出の中で増えてきます。
禁煙する、禁酒する、ギャンブルを辞める、ブランド品を買わない、というのは対策になりますが、簡単なことではないです。これらを買っていない人にとっては簡単に見えますが、これらを買っている人には辞めるのは容易ではないです。


そもそも収入が増える前はそれで生活できていました。たばこ、酒、ブランド品、何でもいいですが、それらも含めて生活できていたわけです。ですので、収入が増える前と同じ生活をすれば、収入が増えた分がそのまま貯金になります。
収入が増える前にも「なくても生きていけるもの」に支出を使っていたなら、わざわざそれを我慢する必要はありません。重要なのは、収入が増えてから、生じた「意味のない支出」です。「意味のない」支出を減らせば、収入が増えた分をそのまま貯金に回せます。
使える収入を強制的に減らす


定期預金などを使って収入が増えた分をそのまま貯金にするようにすれば、元々の生活と同じような生活費しかかけられませんので、支出が増えることを防ぐことができます。
何のためにお金を貯めるのかを考える


目標もなく支出を減らすのは精神的にきついです。ですので、何のためにお金を貯めるのかを考えましょう。
貯金はいざという時に人を助けてくれます。会社を辞めたくなった時にも貯金があれば辞められますが、貯金がないと仕方なく働くしかないです。
この論点については、『会社を辞めたいのに辞められないのは貯金がないからである』でも詳しく取り上げています。
急に病気になるかもしれません。何をするにもお金がかかるので、目の前の「無駄な支出」にお金を使わずに、いざという時のためにお金を貯めておくのは有用です。
まとめますと、収入が増えた時に支出を増やさないためには、収入が増える前の生活と同じ生活をする、何のためにお金を貯めるのかを考え貯金をすることで強制的に使える収入を減らすことが重要です。
終わりに
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